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保育科の教育目標
豊かな人間性と実践力を備えた保育者の養成
本学保育科は昭和42(1967)年4月に開設されました。翌昭和43(1968)年からは幼稚園教諭養成に加えて、保育士(当時は保母)養成施設としての厚生労働省(当時は厚生省)の指定も受け、今日に至るまで幼児教育・福祉の分野に多くの人材を送り出してきました。しかし、少子高齢化の進行に象徴されるように、幼児教育・福祉をとりまく近年の状況は保育科設立当初と比べ大きな変化をみせています。わたしたち保育科教員は保育の基本を重視しながらも、こうした社会状況に柔軟に対応し、その教育機関としての使命を達成できるよう次に掲げる目標の実現に向けて努力しています。
(1)専門職としての実践力を身につける
家族構成の変化や女性の社会参加の増加などにともない、幼児教育や保育・養護に対する保護者のニーズは多様化しています。その結果、これまでとは異なる新たな保育や福祉のあり方が模索され、さまざまな形態や方法が試みられています。わたしたちはこうした変化に対応できる「実践的な力」を備えた保育者を養成します。
(2)豊かな人間性を育成する
「いじめ」や「家庭内暴力」など、最近のマスメディアに登場する子どもをめぐる話題は、このまま放置することのできない深刻なものが少なくありません。自ら考え、判断し、他人を思いやる人間性豊かな子どもを育てることが、今こそ強く求められているといえるでしょう。保育の仕事に夢をいだいて入学してきた学生自身も、まさにこのような社会の中で育ってきているということを念頭に、わたしたちは彼らを確かな倫理観と使命感を持ち、子どもたちの感動に共感できる人間性豊かな保育者として社会に送り出します。
(3)調和の取れた社会人を育成する
本学保育科では、幼稚園免許と保育士資格を同時に取得することができます。しかし、今日までそのことを卒業の条件としてきてはいません。そのわけは、必ずしも保育を学ぶことを職能教育と同一視していないからです。わたしたちは保育に関する専門的な知識や技術の習得とともに、調和の取れた考え方で人類の平和と福祉に貢献しうる社会人を育成することにも大きな価値を認めています。その意味で、卒業後の長い人生の指針となるような、幅広い視野と高い見識の基礎を身につけることを重視しています。
(4)生涯学習の意欲に応える
生涯学習のニーズに応えることは短期大学の社会的な責務であって、それは保育の分野においても例外ではないとわたしたちは考えています。現職の教諭・保育士の継続教育だけでなく、一般社会人を対象に広く門戸を開放して学習の機会を提供することもまた重要な課題のひとつです。現在設けられている「科目等履修生」制度をさらに充実させ、地域とのつながりの中で教育・研究機関としての機能を発揮することを目指します。
キャリアデザイン学科の教育目標
自らのキャリアを自らデザインする能力の養成
名古屋経済大学短期大学部は市邨学園短期大学として昭和40年に開学して以来、多くの卒業生を世に送り出してきました。
キャリアデザイン学科は一世紀に及ぶ市邨学園の伝統を受け継ぐとともに、短期大学として本学の築いてきた成果の上に、平成17年新たな学科として出発しました。
21世紀を迎えた今日、激動する世界にあって、日本に暮らす私たちはこれから進むべき道を模索しています。学生の皆さんもこの時代を生き抜いていくのに、さまざまな創意工夫とたゆまぬ努力が必要です。
キャリアデザイン学科は、皆さんのさまざまな思いを正面から受け止め、自らの人生・職業(キャリア)を自ら設計(デザイン)する能力の養成を目指します。
キャリアデザイン学科はこの目標を成し遂げるために次の点に力を注いでいきます。
(1) 教養を身につける
激動する現代とはどういう時代なのか、現代文明はどのようにして築かれたのか、知的に生きるとはどういうことなのか。これらのことを日々考えながら過ごすことは大変有意義であるばかりでなく、人生設計の基礎となるものです。皆さんにはさまざまな分野の科目を幅広く学び、豊かな教養を身につけていただきたいと思います。キャリアデザイン学科は教養教育をいっそう充実させていきます。
(2) 職業観・職業意識を磨く
職業人として社会で活躍し、高い評価を得るには、仕事への情熱、最後まで責任をもって仕事をやり遂げる責任感、困難に耐える意志力、そして豊かな人間関係を作り上げる能力が必要です。これらは、自分が職業人としていかに生きていくのかという、皆さんの職業観・職業意識と深く結びついています。
キャリアデザイン学科ではコア科目を中心に、皆さんが確固とした職業観・職業意識を持てるよう支援します。
(3)つきたい職業に即して学ぶ
職業人として社会で活躍し、高い評価を得るには、自分の仕事に精通していることが必要です。
- キャリアデザイン学科では、さまざまな職業領域に関連する科目を用意し、それらをフィールドとユニットに分類して、皆さんの興味や関心に応えられるよう工夫しています。
- また、フィールドやユニットを組合せることにより、皆さんが自分のつきたい職業に即して学ぶことができるように、履修モデルを用意しています。
- さらに、実際の仕事の現場で体験的に学ぶことができるように、インターンシップ制度や、介護・医療事務の実習機会を整えています。
(4)職業人として必要なスキル(知識・技能)を身につける
職業人として社会で活躍し、高い評価を得るには、仕事を的確に処理するスキル(知識・技能)を身につけていなければなりません。
キャリアデザイン学科では、職業生活に役立つさまざまなスキル(知識・技能)を身につけられるような科目を配置し、多くの資格の取得を支援します。
(5)いろいろな学生を受け入れ生涯学習を支援する
現在、わが国では生涯学習を志す人が増大しています。キャリアデザイン学科は、地域のさまざまな世代の人々に学習機会を提供し、老いも若きも、互いに切磋琢磨して学び合えるよう努めます。




