経営学部 経営学科あらたなる挑戦

進化する名古屋経済大学 経営学部
あらたなる挑戦

名古屋経済大学の経営学部は、新しい時代の要請に応えるために、次のような方針と工夫でカリキュラムの見直しを行いました。

1.履修コースの充実と現代化

4つの履修コース(1.起業・経営、2.マーケティング・流通、3.ビジネス情報、4.会計・税務)を現代的な構成にあらためました。本学は自動車産業の集積地に近く、アジア各地からの留学生も多いため、新たに「トヨタ生産方式」「アジア経営論」を設けました。またITを戦略的に活用するビジネスが台頭しているため、これを学ぶため「ビジネスシステム手法」を設けました。

いっぽう知識の着実な積み重ねが求められる「基本経営学」や「簿記」科目では、科目間のステップをいっそう細かく刻むことで、学生の理解の助けとしました。

また変動する社会を勝ち抜く企業は、技術革新(イノベーション)の管理にすぐれ、戦略的センスにあふれていることが多いので、幅広く教養を学ぶ総合科目に「イノベーション・マネジメント」と「囲碁戦略論」を加えました。

外国語については、本学の卒業生の進路の特性をふまえて「英語」を必須科目にし、習熟度別クラス編成できめ細かく実践指導するようにしました。また公務員を志望する学生などのニーズに応え「ポルトガル語」を新設しました。

2.全コース共通の推奨科目

すべての履修コースの基礎知識を提供する「専門基礎科目」(必須科目)は従来からありましたが、どのコースに進む人であっても、経営学部で学ぶ人ならば等しく身につけてほしい高度の専門教養というものもあります。

そこで上の必須科目に加え、「経営戦略論」「コンピュータの基礎」「ビジネスエシックス」を全コース共通の推奨科目としました。ビジネスエシックス(職業倫理)は、社会問題になった企業不祥事(偽装問題や、名ばかり管理職など)を踏まえ、ビジネスの使命と倫理を、学生自ら考えさせる学びの場とするものです。

3.科目間の関係を明確に整理

経営学部で提供する専門科目は、相互に関連しあっていますが、多様にわたるため、はじめて学ぶものには分かりにくい面がありました。同じコースの科目同士が関係しあうのは当然ですが、違うコースの科目同士でも深い関係がある場合があります。

そこで科目間の全体関係をネットワーク図に表しました。この図は、ゼミ担任の指導のもとで活用します。そうすれば学生は、興味関心や将来ビジョンを頭に描きながら、もっとも自分に適した履修計画を立てることができるようになります。

e-Scort 経営学部 履修科目相関図

4.全教員で全学生をケアする体勢

すべての学生の就学状況に応じたケア体勢を整えることは決して容易ではありません。学生が抱える問題や悩みは多様です。本学部では、科目担当とゼミ担任が全学生の情報を常時共有し、問題の兆候がある場合は、時機を逃がさず解決する体勢を確立しました。

5.理解力表現力を高める教育技術

学生の理解力表現力をいかに高めるかは重要な課題です。経営学部では、ゼミや講義の運営の仕方に工夫を入れて、学生ひとりひとりが課題学習に取り組める新たな教授法の開発を行っています。

実際、パイロットスタディとして先行実施している一部の科目では、その成果があらわれています。ひとりひとりが学びの面白さに気づく。少人数教育の強みを生かした教育が今求められているのです。