社会的養護内容

2年 前期 木2

3B1教室


授業の目標

社会的養護の現場における職員の仕事の内容や子どもの特性を理解する。

授業の概要

社会的養護は、里親による家庭養護と保育士などが専門職員として従事する施設養護とに大別されます。施設養護は、さらに、乳児院、児童養護施設、児童心理治療施設など多くの種類の施設で展開されます。この授業では、まず、社会的養護とりわけ施設養護のもとでくらしている子どもの特性や職員の仕事の内容を理解します。そのうえで、演習形式により、将来これらの施設に保育士として従事することも想定しつつ、見通しや希望を持って勤務するための視点や基礎知識および方法・技術を身につけることを目指します。

【授業の方法】

1.教科書の各章をゼミ単位でまとめて発表し、各ゼミで討論する。

2.討論に基づいて各自が学んだことを、次回の授業日にレポートとして提出する。

評価方法

毎回の授業で提出するレポートに基づいて評価する。

授業計画

@  4/11(望月)  1年次のふりかえり

A  4/183年ゼミ)  家庭養護の理念と里親制度

B  4/25(望月)  乳幼児の生命と健やかな育ちの保障

C  4/26 (金5)(望月ゼミ) 児童養護施設の歴史と自立支援

D  5/ 9(廣PゼミA) 児童養護施設の歴史

E  5/16(加藤ゼミ)  児童養護施設の目的と役割

F  5/23(光松ゼミ)  施設からの旅立ちと自立への課題

G  5/30(光松ゼミ)  非行のある子どもの自立支援

H  5/31 ※(金5)(光松ゼミ) 家庭裁判所と保護処分

I  6/ 6(堀ゼミ)  心理的困難のある子どもの社会的養護

J  6/13(望月ゼミ)  知的・身体的障がいのある子どもの社会的養護

《 6/1729 幼稚園教育実習(2年) 保育所保育実習(3年) 》

K  7/ 4(廣Pゼミ)  子どもの権利擁護の理念と背景

L  7/11(堀ゼミ)  子どもの権利擁護の現状と課題

M  7/18(望月)  当事者から見た日本の社会的養護

N  7/25(望月)  全体の振り返り

テキスト

望月彰編著『三訂 子どもの社会的養護  ― 出会いと希望のかけはし』建帛社、2019

参考書

『保育福祉小六法 2019年版』みらい