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卒業生へのインタビュー

NGUYEN THI HIEN ANH さん 就職先 大同メタル工業株式会社  

1.現在の就職先で担当している業務について教えてください。

現在、私は自社で開発した製品の特許や商標登録等の業務を担当する知的財産グループに所属しています。具体的には大学や大学院で学んだ「法律」の知識を活かして、開発した製品の権利化に取り組んでいます。業務を行うにあたり、技術の知識も必要となります。そのため、上司や先輩社員に教えていただきながら、基礎的な知識からひとつずつ勉強しています。

2.就職先として決めたポイント(就職先を選んだ理由や魅力)について教えてください。

私は愛知のものづくりを世界に展開するため、法律的側面から研究を続けてきました。また研究以外にも、ものづくりを支えるグローバル企業の見学など積極的に行ってきました。そうした研究や活動をするなかで大同メタル工業を知りました。

企業研究を進めていくと、国内の様々なものづくり企業を本当に幅広く支える企業であることを知り、そこに魅力を感じました。そして、母国ベトナムを含めたグローバル展開を促進する社員になりたいと思うようになりました。また、選考面接後に行われた質疑応答で社員の方々がとても丁寧に受け答えをしていただいたことで、更に惹かれていきました。

実際に入社後も、高い技術を持ち、様々なものづくりを支える企業であることはもちろんのこと、自分のやりたいことをやらせてくれる企業であり、社内の雰囲気もフラットで、いつでも気軽に相談できるとても働きやすい環境であると感じています。

3.日本での就職活動をふりかえって重視していたこと、大変だったことについて教えてください。

私は「業界研究」に力を入れて就職活動に取り組んできました。具体的には愛知のものづくり企業の技術や製品について調べることを重視してきました。履歴書やエントリーシートを作成するにも業界研究がとても役立ちました。一方、母国と就職活動の方法が異なるため、修士論文を書きながら同時に就職活動を行うことがとても大変でした。

4.これからの抱負、将来設計(キャリアプラン)について教えてください。

大きく2つあります。1つは「技術」の知識をより詳しく理解し、修得することです。もう1つは語学力、特に「日本語力」をよりいっそう高めていきたいと考えています。特許等の知的財産に関する日本国内や海外における調査を行ったり、技術の専門用語を更に広く理解し、将来、弊社初の文系出身の開発者になりたいと考えています。

5.これから日本で就職希望の後輩学生にアドバイス、コメントをお願いします。

就職活動をするうえで大切なことはしっかりと「事前準備」をすることだと思います。そして失敗を恐れずにチャレンジすることです。自分のやりたいことや自分に合う企業で就職できるよう、頑張ってください。特に大学院生は修了までに2年間しかありません。短い期間で修士論文を書きながら同時に就職活動をしなければなりません。そのためには、時間管理をすること、早い段階から事前準備を始めることです。1年次からキャリアセンターや国際交流室の就職支援講座を活用し、準備を進めて行くことをおすすめします。