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教員紹介

日隈 美朱

HIGUMA MIAKE

所属 経済学部 現代経済学科
職名 准教授
学位 博士(経済学)
専門分野 日本経済史、日本経営史、産業史
研究室 8号館 6階 8608室
E-Mail

higuma-nori◆nagoya-ku.ac.jp  ※「◆」を「@」に変えてお使いください。

最終学歴 京都大学大学院 経済学研究科 博士後期課程
略歴(職歴) <学歴>
2010年 名城大学 経済学部 産業社会学科 卒業
2012年 名古屋市立大学大学院 経済学研究科 博士前期課程 修了
2017年 京都大学大学院 経済学研究科附属経済資料センター ジュニアリサーチャー
2019年 名古屋経済大学 経済学部 准教授

教育・研究テーマ

研究テーマ ・水産加工品産業(とくにノリ産業)の発展史
・漁業協同組合の経済的機能に関する実地調査
・水産物の取引制度(共同販売制度)に関する研究
・ノリ産業における卸売業者(ノリ流通業者)に関する研究
・流通業と小売業のパワーシフトがもたらす産業の歴史的変化の考察
・ノリ産業における嗜好品からコモディティへの移行
・ノリ流通業者の貢献性の研究(とくに食文化形成の側面から)
担当科目 経済史、戦後日本経済の動き、市民生活と経済、体験型プロジェクト(L)、基礎演習Ⅰ、専門演習Ⅰ、専門演習Ⅱ
ゼミテーマ 専門演習I・Ⅱ共通テーマ「歴史を学び、現代社会の問題を考えよう」

著作・活動

主な著書・論文
論文
  • 「高度経済成長期ノリ産業における生産者組織の経済的機能-愛知県知多北部理事会の事例-」『名城論叢』17(3)、23‐39頁(2017)
  • 「水産加工品産業における流通機構の進展 ―戦前・戦後における海苔共販の成立・定着過程―」『流通』41、33‐46頁 ※査読あり、日本流通学会「第9回 日本流通学会 論文賞」受賞(2018年10月)
  • 「大久保利通の殖産興業政策と官庸外国人」『人文科学論集』98、51‐67頁 ※査読あり(2019)
  • 「水産加工品産業の成立と発展 複合的視点によるノリ産業の考察」 京都大学大学院博士論文(2020)
社会的活動/所属学会/
実務上の顕著な成果等
所属学会
  • 日本流通学会
  • 政治経済学・経済史学会
  • 経営史学会(中部ワークショップ 幹事任期2021年1月~2022年12月)
  • 社会経済史学会
賞罰
  • 日本流通学会「第9回 日本流通学会 論文賞」(2018年9月)
獲得した競争的資金
  • 非営利・協同総合研究所いのちとくらし 2020年度 奨励研究
学会・研究会の口頭発表
  • (2012.11)「乾海苔産業の組織と制度 1950年代知多地区における同業者組合の機能」日本流通学会 第26回全国大会(名城大学)
  • (2014.10)「乾海苔産業の産地発展 1950年代愛知県知多地区における新興問屋の市場戦略」政治経済学・経済史学会 秋季学術大会(青山学院大学)
  • (2015.10)「在来産業における消費地市場の変化と産地対応-1950年-1990年における中級品ノリ産地の事例-」経営史学会 第51回全国大会(大阪大学)
  • (2016.10) “Adaptive behavior of dried seaweed production area to the consumer market: The case of Hyogo District ” KODIA 2016 Global Perspective in Shopper Marketing(Jeju National University)
  • (2018.9)「流通業者と小売業者の取引関係の変化-ノリ問屋はどのように集約化されたのか-」経営史学会 第54回全国大会(京都大学)

など

社会活動
  • (2014.9)「その味、そのツヤ、浅草海苔を凌駕する 知多海苔の歴史」知多市歴史民俗博物館 ふるさと歴史・文化講座

学生へのメッセージ



写真:海苔の乾燥機(鬼崎漁業協同組合 2020年11月26日撮影)

 

曽祖父が漁業会の職員、祖父や親族一同が海苔(のり)漁師であったことがき っかけで、海苔産業の研究をしています。
「え!?経済学で海苔!?」と、驚かれるかもしれません。
海苔の歴史は古く、江戸時代にさかのぼります。しかし産業として急成長したのは、なんと高度経済成長期なのです。現在、海苔は、生産者(通称:海苔師)の方々が養殖・加工し、共販と呼ばれるせりに大勢の卸売業者(海苔商社)が集まり落札し、海苔商社を介してコンビニのおにぎりになったり、スーパーで売られたりしています。「なぜそうなったのか」を知るためには、歴史を紐解かなければなりません。
歴史研究はとても地味に見えるかもしれません。しかし古文書やインタビュー調査の分析から明らかになる当時の人々の人間臭さや熱意は、これまで皆さんが頭ごなしに受験の手段として暗記で学んできた日本史(事実)に彩りを与えることでしょう。不確実性はあるが、しかし可能性を秘めていた時代に、夢を抱き、ひた向きに生きた人間の力強さは、いずれ社会で生きる学生のみなさんへのメッセージです。
…なんだか面白そうでしょ?
少しでも興味を持った名経大の皆さん、日隈(ひぐま)研究室へどうぞ。わたしと、日隈ゼミの面白い先輩たちが、海苔を食べながらあなたを待っています。