NO.4 December, 2004

英語教育センター主催講演会「TOEICを語る」

10月6日4限目に「TOEICを語る」と題して、TOEIC運営委員会勤務の大杉愛さん、留学経験を持つ法学部学生藤岡利章くんによる講演会を行いました。

 大杉さんには、就職活動また卒業後の進路も含めた中での英語の必要性と、その中でのTOEICの位置付けを説明していただきました。また、TOEICを受験するにあたっての心構えとして、まず自分のレベルを知ること、次に勉強する目的の確認、そして目標とする得点の設定をすることが大切だということを語って頂きました。

 特にTOEICのサンプル問題の体験では一ヶ月半後に学内試験を控えていることもあり、参加者全員真剣に取り組みました。

 その後、藤岡君からは、なぜ留学するようになったかの経緯から実際の留学生活、また留学して得たものなどの話がありました。(詳しくはコラム「英語と私」参照。

【講師の素顔】
大杉 愛
(TOEIC運営委員会名古屋業務センター勤務)

 TOEIC普及のため多くの大学、高校をまわっている。語学学習にかける情熱は熱く、自分の体験を交えながらTOEICをわかりやすく説明してくれます。
藤岡 利章(法学部3年次在学中)

 平成11年名経大法学部入学。13年に休学してアメリカ留学(後退学)。ビジネス分野で準学士取得後帰国。平成16年4月名経大再入学。
 

 
各種資格試験
TOEIC78名がTOEIC学内団体試験を受験!

1123()TOEIC学内試験が実施されました。去年より受験者が大幅に増えました。
 自分の実力を把握するため、年に一度は受験するようにしましょう。

【第113回公開テストのご案内】  試験日:327日(日)

申込期間:121()216() 申込用紙は英語教育センターにもありますし、
      インターネットでの申込みも可能です
(http://www.toeic.or.jp)
      今回受験できなかった人、思ったよりも得点が伸びなかった人、是非トライしましょう。

【英検係より】STEP英検でおなじみの日本英語検定協会より「ビジネス英検」があらたに実施されることになりました。
         取得スコアにより5段階に評価されます。実務で必要な交渉英語・契約英語に重点が置かれています。
         試験の詳細については英検係城内まで。(内線:1417)

 


課外講座
    *平成16年度後期課外講座受講者数   12名  (延べ16名:複数講座希望者有り)
    もっと学習のチャンスを生かしましょう。来年度も課外講座は無料開講される予定です。


コラム「英語と私」

講演会より「留学体験談」     藤岡 利章(法学部在学中) 

 私がアメリカへの留学を決意したのは、本学に入学してから、3ヶ月ほど経過したときです。その当時なんとなく生活が単純化していて、高校生時代のように部活動に追われることもなく、アルバイト、遊びに時間を費やし、特に充実感が感じられない生活をしていました。それで少し自分の将来のことを考えたときに、このままの生活環境にどっぷり漬かってしまっては、あっという間に3年が過ぎて就職活動を迎えてしまい、自分がどんな職について、どんな事を将来したいかがわからずに、就職してしまうという危機感を感じ始めました。特に、職業選択とはとても人生において重要な意味を持っており、事実、大半の人たちが大学卒業した後約40年働かなければなりません。その長い期間、私は自分の興味の持てないことをやるのは耐えきれないと思ったし、また、今から何か具体的に始めておかなければ、たとえ職に一旦ついた後、自分の興味が持てる何かが見つかったとしても、効率的に行動に移せるとは思えなかったので、大学生活で自分の興味を見つける必要性を感じていました。それであるとき、自分の叔父にそのことについて相談したところ、留学という一つの選択肢をもらい、そして夏休みを使って実際にアメリカまで行き、短い期間でしたが、色々な意味で自分にとって大きなチャンスになると思ったので留学を決断しました。

渡米の後、私は、約3年間アメリカで過ごしたのですが、とても貴重な経験ができ、又得たものも大きかったのではないかと思います。もちろん、英語力が格段についたのは言うまでもありませんが、それ以上に様々な人との出会い、異なった文化との接触、などから、自分の視野、思想、世界感が広がったように感じ、そのことでまた新たな自己発見ができたように思います。また、一つのことをやり遂げたことによって、自分に対してこれから迎えるいかなる困難にも立ち向かえる自信もついた気がします。最後に、私にとっての留学とは、私自身の向上のみならず、これからの人生を充実させてくれる材料になったのではないかと思います。