第11回名経祭
今年のテーマ ~下克上~
平成25年10月12日(土)・10月13日(日)開催
過去の名経祭をすべて凌駕し、新しい偉業を打ち立てる!実行委員会のそんな熱い意気込みを「下克上」というテーマに込めて開催した「第11回名経祭」。今回は、オープンキャンパスをはじめ、犬山市産業振興祭「わいわい犬山フェスティバル」、犬山オープンカレッジも同時開催し、イベントの数も楽しさも大幅にスケールアップ!親子や高校生、他大学の学生まで、多くの方にご来場いただき、お祭り気分を存分に満喫していただきました。
- 第11回名経祭リーフレット [PDF : 1.17MB]
- 第11回名経祭パンフレット(抜粋) [PDF : 1.09MB]
- 第11回名経祭ポスター [PDF : 103KB]
ステージイベント・模擬店~開放したキャンパスに、弾ける笑顔!
爽やかな秋空のもと、「おいしいですよ~」「特別にサービスします!」などと飛び交う威勢のいい声。開放されたこの日のキャンパスには、厚切りベーコンステーキやベビーカステラ、駄菓子、水餃子など、学生が趣向を凝らした模擬店が30店以上並び、歩いているだけでも気分がワクワク。来場者の皆さんの笑顔があふれました。
特設メインステージでは、初日は市邨幼稚園児のソーラン踊り&竹太鼓の遊戯からスタート!その後のジャンボジェンガ大会や○×クイズ、ロシアンルーレットなどは来場者参加企画で、会場が一体となって盛り上がりました。さらに沖縄伝統芸能「エイサー」の迫力ある演舞や、高蔵中学校・高等学校バトン・ダンス部の皆さんが華やかなパフォーマンスを披露。ラストの芸人オンステージでは、「♪もしかしてだけど~」の歌ネタで人気のお笑いコンビ、どぶろっくさんや、イケメン芸人の狩野英孝さんも登場し、会場を大いに沸かせてくれました。
2日目は、犬山ポタリングクラブ「自転車散歩inいぬやま」に参加した500名近い方にも名経祭にご来場いただき、初日以上に大賑わい。特設メインステージでは、ブラスバンド部や軽音楽部の演奏をはじめ、アームレスリング大会、早食い大会など、初日とはまた違った楽しいイベントが盛りだくさんで大いに盛り上がりました。ステージイベントの締めは、豪華賞品が当たる大ビンゴ大会!数字が発表されるたびにハラハラ・ドキドキ、盛り上がりは最高潮に達しました。
- 模擬店出店者の声
- ■管理栄養学科/早川ゼミ1年「ワッフル」
「約3ヵ月かけて準備してきました。すべて初めてのことだったので大変だったけど、みんなで力を合わせて一つのことをやり遂げる充実感が得られましたし、結束も強くなりました。今回のワッフルは、ビタミンCをたっぷり含むミックスベリーをトッピングしたのがこだわりです」 - ■ボランティアサークル「東北鍋&東北物産展」
「東日本大震災の被災地支援が目的で出店しました。東北鍋には、東北地方の麩や仙台味噌、被災地の農家さんから提供してもらった里芋などを使っています。東北物産展では、八戸せんべい汁やめかぶそば、ゆべし、福島県産たまねぎドレッシングなど、愛知県ではなかなか手に入らないものを販売。利益はボランティア活動の費用と復興支援団体への寄付を予定しています」
- 来場者の声
- 「いろいろな模擬店があって、歩いているだけでも楽しいですね。どれもおいしそうで何を買おうか迷っちゃいました」
- 「エイサーを初めて見ましたが、迫力があって圧倒されました。どぶろっくの歌ネタも最高に面白かったです」
保育科企画&被災地ボランティア報告会
子どもたちも大喜び!3号館が遊びの宝庫に!
3号館では、保育科企画「きっずぱれっと」を実施しました。音で遊ぼう&作って遊ぼうなどの造形ワークショップをはじめ、宝さがし、ダンボールパーク、的当てゲーム、クイズラリー、ハロウィンシアターなどお楽しみ体験企画が盛りだくさんで、まるで3号館全体が手づくりテーマパークのようでした。各コーナーで親子が楽しそうに遊ぶ姿が見られるとともに、笑い声が教室に響いていました。
被災地のことを忘れない、何か役に立ちたい
7号館では、今年9月に本学学生が東日本大震災の被災地である宮城県仙台市と女川町で行なったボランティア活動の報告会を行ないました。最初に震災前と震災直後、そして震災から約2年半後の現地の様子を、スクリーンを使って紹介。それを踏まえて、ボラティアに参加した学生が自らの言葉で、現地の復旧・復興がまだまだ思うように進んでいないことや、現地での畑作業や現地の方との交流を通じてそれぞれが感じ、考えたことなどを報告しました。
学生が語った「当たり前のことなど何もない」「今、生きていることへの感謝の気持ちが生まれた」「震災や被災地のことを忘れず、自分に何ができるかを考えていきたい」といった言葉の数々から、ボランティアに参加して多くのことを学んだことが感じられるとともに、来場者の皆さんも改めて東日本大震災や被災地に思いを巡らす貴重な機会となりました。
- 来場者の声
- 「宝さがしやハロウィンシアターの劇など、子どもといっしょに楽しめました。来年もぜひ家族で来たいです」
- 「ボランティア活動の話を聴いて、震災や被災地のことを改めて考えさせられました」
オープンキャンパス~部活応援特別授業を開催!
名経祭とあわせてオープンキャンパスを同時開催しました。コミュニティプラザに相談コーナーを設置し、入試をはじめ、学部・学科、就職・資格支援、学生生活などあらゆる質問に教職員がお答えしました。他にも、教員の「研究室訪問」や、日頃スポーツ活動に取り組んでいる方は特に知っておきたいアドバイスが満載の「部活応援特別授業」を開催しました。その内容の一部をご紹介します。
部活応援特別授業1~「栄養学から考える、競技パフォーマンスを高めるためのボディメイク!」
脱水症対策として、水だけの補給は危険!
本学管理栄養学科の早川麻理子准教授が、主に熱中症とその対策・対応、水分補給、栄養補給について解説しました。
今年の夏も頻発した熱中症について、発症率が高くなる条件を述べ、その発症率には湿度が大きく影響するため、体育館など室内で競技をする場合は特に注意が必要なことをアドバイス。さらに熱中症の初期症状、熱失神からわずかな時間で高度な障害を引き起こす熱射病に至ってしまうことや、対策として水だけを補給するのは危険でカリウムやナトリウムの補給も必要なこと、さらに競技前・競技中・競技後にどのような水分や食品をどの程度補給するとよいかなどについて、科学的根拠を交えて詳細に解説しました。
筋肉の回復は、競技後1時間以内が勝負!
続いて競技前後の栄養補給について、スポーツ選手に必要な栄養素には、炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラル、水の6つがあり、私たちが日頃摂取している食品が前出の栄養素のどの区分に分けられ、各栄養素にはどのような働きがあるかを解説。さらに競技前の栄養補給として、エネルギーの貯蔵、パフォーマンスの維持を図るためにどのような栄養を摂取すればよいか、また競技後の筋肉回復は、第1ターニングポイントとして1時間以内、第2ターニングポイントとして24時間以内が勝負になること、さらにその間に摂取するとよい栄養素について、サプリメントなど有効な栄養ケア食品の紹介も交えて解説しました。
講義後には、インボディなどの測定器を使用して骨格筋量や体脂肪量、体水分分布など体成分のデータを取得し、自身のボディメイクを考える上での参考にしていただきました。
部活応援特別授業2~「スポーツ選手のこころのトレーニング~こころを強くしてゲームを楽しもう」
プラス思考で常に積極的にプレーしていますか?
日本オリンピック委員会強化スタッフ(医・科学:卓球競技)も務めている、本学経営学部の吉澤洋二教授が、スポーツの試合で勝つために日頃どのようなこころの準備をしておけばよいかについて解説しました。
まずは2004年のアテネオリンピック開催後に、日本卓球協会が選手育成のため、「心・技・体」の重要性を伝える目的で制作した貴重な映像を参加者にご覧ただきました。その上で「基本的な考え方」として大切にして欲しい4つのポイントを紹介。1つ目は、何事も否定的に捉えないプラス思考。2つ目は、積極的なプレーに徹する。そして3つ目は、自分にもできるという気持ち(有能感)を持つ。最後の4つ目は、自分に合った目標を設定する。この4つのポイントについて、なぜそれが大切なのか具体的な理由を交えて解説しました。
当たり前のことを継続する。それが強いこころを育てる
4つのポイントに続き、試合に備えた強いこころを実際に育てるために心がけたいことについて紹介しました。例えば、「練習も試合のうち」と考えて、常に緊張感を持って練習に取り組まなければ、より緊張感の高まる試合では体が思うように動かず力を発揮できないことや、「目標を設定する」ことで向上心が生まれ、チャレンジする気持ちやあきらめない気持ちにつながっていくことなどを解説しました。吉澤教授が「今日の話は一見、当たり前のことのように思えますが、それをしっかり守り、継続することが強いこころを育てる」といった言葉は説得力があり、受講した方は日頃のスポーツ活動の取り組みを今一度見直す良い機会になりました。
- 来場者の声
- 「早川先生の授業を受けました。私はスポーツをしていませんが、日頃の健康管理にも有効ですし、まわりの人が熱中症になったときに的確に対処できると思います」
- 「今日、吉澤先生に話していただいた内容を参考にして、メンタルを鍛えたいです」
犬山市に根ざし、より開かれた大学をめざして
名経祭のステージ挨拶で、佐々木学長が「名経大は犬山市唯一の大学として、犬山市や市民の方々から非常に大事にしていただいております。これに対して本学も、地域と共に歩む大学、地域に根ざす大学として、町づくりや産業振興、教育のために役割を果たしていきたいと思っております」と来場者の皆さんに向けてメッセージを送りました。
今回の名経祭では「地域や市民により開かれた大学」をめざす取り組みの一環として、犬山市産業振興祭「わいわい犬山フェスティバル」と連携を図り、本学の人工芝グラウンドを犬山フェスティバルの一会場として開放し、ストラックアウトなどのスポーツゲームを実施しました。
また、今回のオープンキャンパスで「部活応援特別授業」を開催しましたが、今後も高校生の皆さんや社会人の方が気軽に本学の授業を受けられる機会を積極的に設けていく予定です。市民の皆さんの大学としてぜひ利用していただきたいと思います。
名経祭をはじめとする各イベントに多くの方にご参加いただき、どうもありがとうございました。
10月27日(日)には、名駅サテライトキャンパスにて短期大学部キャリアデザイン学科の大学祭「キャリア祭」を開催します。お友達をお誘い合わせの上、ぜひご来場ください。