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2023.08.28

日本栄養士会主催「栄養ワンダー」のイベントをオープンキャンパスで実施しました

管理栄養学科

人間生活科学部管理栄養学科は、公益社団法人 日本栄養士会が主催するイベント「栄養ワンダー 2023」にエントリーしています。2023年7月8日(土)と8月20(日)、管理栄養士でもある教員と管理栄養学科に所属する学生が、栄養や健康に関する情報発信に取り組みました。「栄養ワンダー」は全ての人々の健康の保持・増進の実現に向けて、管理栄養士および栄養士が栄養の重要性について普及する行動を起こしていくことを目的とした全国的なイベントです。今年のテーマは「間食の、すすめ!」。不規則な食事、栄養の偏りなどの栄養課題に対し、「間食」のとり方の工夫により改善できることを講義や展示物、簡単な健康チェックなどを通じてご提案しました。

 

◆「栄養ワンダー」のイベントとして取り組んだこと◆

管理栄養学科2年生が「基礎演習」の授業の課題として作成したリーフレット(キウイフルーツや牛乳を使った間食のレシピ)の展示

リーフレットを来場者にご覧いただき、「デザインが好きなもの」「最も食べてみたいもの」「総合的に最も良いと思うもの」の3部門に分けてイチオシを投票していただきました。リーフレットは、5月に学生が試作をしながら考案したレシピを各自で工夫して作成したもので、6月には授業の中で発表し合い、学生同士で評価をして改良を重ねた自信作揃いです。投票してくださった皆様からは、「どれもよくできていて、1点を選び出すのに迷いました」「キウイや牛乳の栄養について書かれているので、イチオシを選びながら学べるのが良かったです」「学生は頑張っていますね!」などの感想をいただき、学生には大きな励みとなりました。また、展示されたレシピの中から、2名の学生が考案したデザートが、7月23日(日)と8月20日(日)のオープンキャンパスのランチで実際に提供されました。

 

  

 

   

「デザイン」と「総合評価」の投票で一番人気の作品      「食べてみたいもの」の投票で一番人気の作品

 

7/23のランチデザート「キウイのパンナコッタ」(レシピ考案:福井珠希、写真は試作時のもの)

 

8/20のランチデザート(左手前)「キウイソースのヨーグルトゼリー」(レシピ考案:馬場春名)

 

有志の学生が作成した、生活習慣病などに関するリーフレットの展示・配布

内臓脂肪型肥満、脂質異常症と動脈硬化、食後高血糖、骨の健康についてなど、健康に関連するリーフレットを展示・配布しました。多くの皆様に関心を持っていただくことができました。

  

 

 

管理栄養士である教員と管理栄養学科の学生による来場者の健康チェック

来場者の皆様にお声がけをして、血圧、貧血の指標となるヘモグロビン量(指先に光を当てるだけで測定できる機器を使用)、握力を測定しました。数値が気になる方には、塩分チェックシート、鉄分の多い食品が示されたリーフレットなどをお渡しし、日常の中でできる対策などについてお話ししました。

  

 

 

管理栄養士である教員と管理栄養学科の学生による講義・プレゼンテーション

オープンキャンパスの体験授業の中で、教員が「栄養ワンダー 2023」のテーマに沿った講義を行いました。多様なライフスタイルによって食事が不規則になり、栄養が十分に摂取できない時は、間食を上手に活用して栄養チャージすることをご提案しました。また、管理栄養学科4年生が若い世代のダイエットや摂食障害についてまとめたスライドをプレゼンテーションしました。来場者の皆様はご清聴くださり、「間食はただのおやつではなく、栄養バランスをとる1つの手段だと思いました」「自分に合ったダイエット方法を見つけることが大切だとわかりました」といった感想もいただくことができました。

  

 

 

日本栄養士会の協賛社からのキウイフルーツ&牛乳プレゼント

本学の「栄養ワンダー」のイベントにご参加くださった皆様に、キウイフルーツと牛乳、さらに日本栄養士会からご提供いただいた冊子などの資料を配布しました。この資料には、キウイや牛乳の栄養的な魅力はもちろん、これらの食材を用いた多彩なレシピなども紹介されています。オープンキャンパスに参加する傍ら、栄養や健康について学べて、おいしいプレゼントまでいただける本企画に、ご家族連れや留学生など、多くの方々が喜んでくださいました。キウイも牛乳も間食にお勧めの食材です。間食を1日の食事にうまく取り入れ、不足しがちなビタミンやミネラルなどをしっかりチャージして、皆様にはいっそう健康的な毎日をお過ごしいただけると、管理栄養学科一同、大変うれしく思います。