大学案内

教育システム

名古屋経済大学は、「学ぶ力を学び取る」
――そんな学びを全面的に支援します。

教育カリキュラムの特徴 

これまで多くの日本の大学では、授業科目は教員の専門分野に即して立てられていました。名古屋経済大学は、これを学生本位に改めました。「本学の学生にとって、何を、どこまで学ぶことが必要なのか」という観点で授業科目を選び、教育カリキュラムを再編成しました。

4年間の課程を通じて、卒業後の職業選択を中心に人生設計(キャリアデザイン)を進めていきます。「目指す人材像」と現在の自分を結ぶ架け橋が、授業科目で構成されるカリキュラムです。 大学が提示する「人材像」と「履修モデル」を参考に「自分のカリキュラム」を編成し、それに基づいて学修を進めてください。

専門領域にかかわる基礎力の習得

大学では、入学した学部の学問領域に沿って専門的な知識やスキルを習得しながらキャリアデザインを進めます。その場合、社会が大きく変化しつつある時代にあって特に重要なのは、それぞれの専門領域の基礎的素養とものの考え方をしっかり身につけることです。社会科学系3学部のカリキュラム編成に当たって、本学は、それぞれの学部にかかわる基礎的な学びを強化することを目的に、「専門共通基礎I」、「専門共通基礎II」という科目群を設けました。この2段階の基礎科目をしっかり履修し終えるならば、社会人としての基本的な知見を備えることができます。さらに高度な専門領域を学ぶための授業科目も用意されています。

「専門共通基礎I」は人間生活科学部にも開放されています。自分の学科の専門的知見・スキルと並んで、社会と向き合う・社会を理解する知見を身につけてください。

転学部にも道を開く

社会科学系「専門共通基礎I」、「専門共通基礎II」という科目群にはもうひとつの狙いがあります。大学入学の時点で自分が将来やりたいことを「ひとつ選択する」というのは難しいことで、入学後にミスマッチに気づくケースが少なくありません。そこで、3学部に共通の「専門共通基礎I」の履修に加えて、隣接学部にかかわる「専門共通基礎II」を履修することによって転学部の可能性が聞かれるように設計し、人間生活科学部も「専門共通基礎」科目を履修することによって、場合によっては社会科学系の学部へ転学部することも可能になります。 

主体的な学びのための「体験型探究科目」

変化の時代に対応できる「学ぶ力」を身につけるには「自ら学ぶ体験」が必要なのです。自転車の乗り方を忘れた人はいないように「体験的な学び」の成果は忘れることがありません。本学は、全学共通科目群の中に「体験型探究」という授業科目を設けました。その多くは大学のキャンパスの内と外――広く犬山市や小牧市全域を学びの場と考えたフィールドワークです。興味のあるプロジェクトを選択し、教員とともに体験的な学びに取り組みます。この体験がそれぞれの専門領域での「主体的学び」につながり、「学ぶ力」を修得することにつながることを期待しています。 

社会人としての基礎力を高める「共通科目」

「共通科目」群は、外国語科目、情報科目といわゆる「教養科目」から構成されています。外国語力とくに国際共通語としての英語力と、情報(コンピュータ)のリテラシーは、21世紀を生きる社会人にとってなくてはすまない技術です。

それぞれの専門領域とは異なった教養的知識は、社会人としてキラリと輝かせる素養です。本学は、多様な領域の学問を今日的な課題に照らして学べます。教養科目のカリキュラムも語学、情報スキル、簿記などを自由に学び、進んで検定試験などにチャレンジすることを支援します。検定合格、資格取得は将来の財産となると同時に、達成感と自信の獲得につながります。

「たしかな力を備えた社会人」へのキャリア教育

「たしかな力を備えた社会人」として送り出すために、キャリア形成支援に力を入れています。一年生の時から「職業とは、労働とは何か、社会とどうつながるか」を考える授業を用意するとともに、企業や自治体をはじめ様々な場でのインターンシップや社会体験を通して、社会を知る活動を支援します。また、就職活動をしっかりサポートし、健全な職場で希望を持って社会生活を送ることができるように支援します。