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学長あいさつ

今から100年程前に、本学の創立者・市邨芳樹先生は「一に人物、二に伎倆」を建学の精神としました。市邨先生は、教育が単なる知識の注入に堕することを戒め、何よりも人間性を身に着けた「人物」を育てることを唱えたのです。この教えは、今、あらためて輝きを持ち始めています。

現在、世界は大きく変容しつつあります。科学技術の急速な発展により、産業構造は大幅に変化し、経済を中心にしたグローバル化が進展してきました。急速なグローバル化の影が経済のみならず政治の世界にも混迷を与えてきています。

このような不安定な時代にあってこそ「人」を価値の中心に据えることがますます重要になっているといえましょう。建学の精神にあるとおり本学では「人」の育成を教育の第一の目標としています。

また、このような時代にあっては、大学で習得するべき能力は従来と違って、既存の知識を習得してそれを社会に適用するという能力ではなく、新しい状況に柔軟に適応する能力であります。グローバル化の時代にあって「グローバルに、とりわけアジアで、活躍する」人材を養成することを本学の第二の教育目標とし、アジアからの留学生を積極的に受け入れ、日本人学生と留学生が協力し、競争して成長する場を本学は作ってきました。

本学は、豊かな自然と文化を持つ犬山に根ざし、グローバルに物事を考えられる環境を整備して、好奇心旺盛な若者が集う大学として発展していく所存です。

学長プロフィール

専攻 国際法・国際経済法
最終学歴 1975年 名古屋大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学
略歴(職歴) 1992年 名古屋大学法学部教授
2004年 名古屋大学大学院法学研究科長(-2006年)
2006年 名古屋大学理事・副総長(-2012年)
2012年 名古屋経済大学副学長
2017年 名古屋経済大学学長
主要著書 単著「WTOと人権」『名古屋大学法政論集』202号 2004年
単著「国際経済秩序における地域統合の意義」『ジュリスト』1254号 2003年
単著「WTOの現状と課題」『日本国際経済法学会年報12号』2003年
共著『国際法』第5版 有斐閣 2009年
共著『新版国際経済法』青林書院 1996年
所属学会 国際法学会会員
日本国際経済法学会会員